みなさんこんにちは、涅槃ぶろぐのモロです。
最近、仕事で大学生の人たちと関わる機会が多いんですけど、みなさん本当にしっかりしているんですよね。
自分が大学生だった頃と比べると、本当に恥ずかしくなってしまうくらい立派な方が多いです。
そんな中で進路に迷う方も多いみたいで、私なりの「進路の決め方」みたいなお話をしてみようと思います。
学生から社会人になるとき

これは大体の人がそうだと思うんですが、社会に出て働くのって嫌ですよね。
私が大学生の頃に考えていたのが「これからやりたくもないことをずーっとやらないといけないのかあ」みたいなことでした。
いやね、もちろんやりたいことや興味があることを仕事にできる人はいいですよ?
でも大体の人はそうじゃないと思うんです。
たとえば、絵を描くのが好きでも、絵を描くことを仕事にできる人なんてほとんどいないわけじゃないですか。
そんな中で「自分の仕事を決める」なんて、「就活ってけっこうハードなイベントだなぁ」と思っていました。
私は当時、なんとなく就活をしていたんですが、全く身が入らなかったんですよね。
企業にエントリーシートを出して、断られたところで「あ、そうですか。」くらいの感覚にしかならなかったのを思い出します。
特に熱意も無く、「なんとなく」で出したエントリーシートなので、採用担当の方にそんなものを見破られていたのかもしれませんね。
周りの子たちが次々に就職先を決めていく中で、私は特に焦ってもいませんでした。
そのときに感じていたことといえば「俺のしたいことってなんだろう?」ですね。
自分がやりたいこと

就活の時期に入るとついつい周りの動きに焦ってしまう人が多いと思います。
でも、焦る必要なんて全くないです。
私は結局、就活の時期にもひたすらに自分の好きなことばかりやっていました。
絵を描いたり、映画を観たり、本を読んだり、音楽を聴いたり。
そんな中で、ひとつの映画をきっかけにして「あ、俳優やってみたいかも。」なんてことを思って、上京することに決めました。
4年生の大学に通って、その上で就職もせずに、フリーターをやりながら俳優を目指すことに決めたわけです。
一般的にみたら、結構な狂気ですよね。
でも、私にとってはそんなことはどうでもよくて「どうすれば、俳優になれるか。」みたいなことしか考えていませんでした。
私はそれまで、周りの流れに乗ることが自分の正しい在り方だと思っていたような節があったんですけど、本当の意味で自分の好きなことや興味のあることが見つかったときに、周りのことはどうでもよくなるということを知れた出来事でした。
自分らしい生き方ってなんだろう?

私は自分のやりたいことに気が付くまで、自分のやりたいことに向き合う覚悟ができるまで、周りに合わせる生き方をしていれば、なんとなく安心できるような気がしていたのかもしれません。
でも、同時に「これでいいんだろうか」みたいなことも感じていて、安心と焦りの間でオドオドしているような状態でした。
たとえば「みんながやっているから就活をスタートさせる」みたいなことで、それをすることで周りの動きに馴染むことはできるけど、本心では「あー、なんかどうでもいいなあ…」なんてことを思っちゃうんです。
むしろ、自分の人生を周りの動きに合わせて、決めてしまいそうになっていることに焦ってしまって「これって生き方として正しいの?」なんてことを感じていました。
今だから言えることですが、大卒で就職できなくても人生に大した影響は無いです。
ただ、無気力に目の前の時間を垂れ流すような毎日を過ごしているなら、形だけでも就職することをおススメしますが、もし自分に好きなことや、やりたいことがあるなら、それに向かって進むことをおススメしたいです。
それは「仕事にする」とか、「仕事にできそうか」とか、そんな視点で考えるのではなくて、「自分がそこに向かっていきたいかどうか」みたいな考え方が良いのかな?と。
結局私は俳優として成功できなかったですが、俳優になろうとしていた活動の中で得た経験や技術が、今も活きています。
そんな経験を踏まえて、自分の感覚に従って生きることが間違っていることだとは思わないですし、むしろそれこそが、自分の進路を決める上で大切なんじゃないかな?と思うんですよね。
まとめ
とはいえ、「やりたいことが無い」という人もたくさんいると思います。
きっとこれは、無意識に「自分がそれをできるかどうか」みたいな見方に変換してしまっているのだと思います。
極端に言えば、「服が好き」とか「可愛いものが好き」でもいいわけです。
自分の好きなものを集めて、それを発信するだけでも、自分の世界を表現することができます。
そしてそこに惹かれる人が出てくれば、それがお金に代わる瞬間だってあると思います。
すこしまとまりのない話になりましたが、自分の感覚に従って生きることを忘れないでほしいと思っています。
これは進路云々に限らず、人生という単位で見ても同じことです。
「これでいい」とか「こうしたい」とか、そんな感覚は自分の進む道を示してくれるはずです。
参考になるかはわかりませんが、誰かの背中を押すことが出来れば幸い。
それでは素敵な人生を。