人生 精神探求

「やりたいこと」が見つからない人が、やめるべき3つのこと。

みなさんこんにちは、涅槃ぶろぐのモロです。

「やりたいことが見つからない」という言葉をよく耳にします。
でも実際は、やりたいことがないわけではなくて、それが見えにくい状態になっているだけのことが多いんですよね。

やることを増やそうとすると、心の中に余裕がなくなって、自分の小さな興味や気持ちが埋もれていきます。
だからこそ最初に必要なのは、新しいことを始めることではなく、心を曇らせている癖をそっと手放すことだと思っています。

今回は、そのために役立つ「やめるべきこと」を3つ紹介します。


①「なんとなく頑張る」をやめる

やりたいことが見つからない人ほど、手あたり次第に頑張ろうとする傾向があります。
友達がやっていたから、テレビで見たから、なんとなく良さそうだったから。
そんなふうに自分の外側をきっかけに動きはじめても、それが本当にやりたいことにつながるとは限りません。

もちろん、新しいことに触れるのは良いことです。
ただ、「なんとなく」「とりあえず」で動いてしまうと、自分の心が動いた瞬間が見えなくなってしまうんですよね。

焦りの理由をよく観察すると、「時間がない」という気持ちが奥にある人が多いです。
周りを見るほど、自分も動かないといけない気がしてしまう。
でも人生は競争ではないし、あなたのペースで進んでいい。

まずは、外側の理由で頑張ろうとする習慣を手放して、自分の中から湧いた小さな興味にだけ目を向けてみてください。


②「周りとの比較」をやめる

今の時代は、他人の生活や価値観が、毎日のように目に入ってきます。
成功した人の習慣、芸能人の生活、同年代の誰かの近況。
そんなものを見ていると、「自分はこのままでいいのか」と心がざわつくことがありますよね。

でも、そのざわつきの正体は、比べてしまう癖から生まれています。

あの人より優れているかとか、一般的にどう見えるかとか、そういう基準で自分の人生を判断しはじめると、自分の本心がどんどん遠くなる。
たとえ一時的に優位に立てたとしても、また別の誰かと比べてしまうので、安心は続きません。

大切なのは、自分の中にある「気持ちの満ちる瞬間」に気づくことだと思っています。

ゆっくり淹れた一杯のコーヒーが美味しかったとき。
読みたい本が読めたとき。
通ったことのない道を歩いて、小さな発見があったとき。

そんな小さな喜びが積み重なるほど、自分の興味や感覚が戻ってきます。
比較を手放すと、やりたいことへの道が自然とひらけていくはずです。


③「完璧であろうとすること」をやめる

多くの人は、失敗することを怖がります。
怒られたらどうしようとか、自分にできるだろうかとか、うまくいかないかもしれないとか。
こういう気持ちが強いと、「動く前に止まる」癖がついてしまいます。

でも実際のところ、完璧にこなせる人なんていません。
今の自分にできる範囲は決まっているし、無理なものは無理です。

私自身もずっと「自分がやらなきゃ」と思い込んでいた時期がありました。
けれど、よく考えると、それはただの癖であって、絶対のルールではなかったんですよね。
役割に縛られすぎて、自分の気持ちが押しつぶされてしまうなら、その役割から距離を置いてもいい。
もっと自然に呼吸できる場所で生きた方が、心が自由になります。

完璧を目指すより、「今の自分にできる一歩」を大切にしてみてください。
その方が、やりたいことに近づく道がずっと軽くなります。


まとめ

やりたいことが見つからないとき、多くの場合は「やらなくてもいいこと」に心のスペースを奪われています。
比較や焦りや完璧さに縛られていると、自分の本当の気持ちが見えにくくなるものです。

まずは、今回の3つをやめてみること。
これだけで、心に少し余裕が生まれて、世界の見え方が変わってくるはずです。

そしてその余白の中に、小さな興味や「やってみたい」という気持ちが顔を出します。
それが、あなたの人生を進める手がかりになります。

この記事が、誰かの心を軽くするきっかけになれば嬉しいです。
それでは、素敵な人生を。

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