みなさんこんにちは。
今回は、日替わりのお題について書いていきます。
ソーシャルメディアはどのように活用していますか?
今の時代、ほとんどの人がSNSを利用していると思いますが、その活用方法について「難しいな」と感じることがよくあります。
気づいたら大量の時間を奪い取っていくSNS。
人生を有意義なものにするために、SNSとどのように付き合っていくのがいいのか。というお話です。
大量に時間を奪い取っていくSNS

SNSって、何気なく見始めたはずが、気づいたときには「めちゃくちゃ時間が過ぎていた」なんてこと、結構ありますよね。
みなさんご存知だと思いますが、SNSは基本的に「自分の興味に沿って投稿をおすすめしてくる仕組み」が採用されています。
これはいわゆる"アルゴリズム"ってやつなんですが、ユーザーが「いいね!」した投稿や、視聴時間の長さなどをデータとして収集して、「このユーザーはこういう投稿が好きなんだな〜」とAIが分析し、好みに沿った情報をおすすめしてくるような感じです。
この機能のおかげで、タイムラインをスクロールしているだけで、どんどんおもしろい投稿が流れてきます。
その結果、「気づいたら時間が溶けていた…」なんてことが発生するのですが、個人的には結構危険な機能だとも思っています。
SNSによって世界が限定されていく

極端な言い方をすると、自分の興味に沿った情報ばかりが流れてくるので、「自分の興味の外の情報」が入ってこなくなるんですよね。
これの何が危険かというと、「情報の取捨選択が難しくなる」という問題が発生します。
SNSの問題を考えるとき、世間的にも以下のような問題が提唱されているようですね。
・フィルターバブル:アルゴリズムによって、自分が見たい情報だけが届く状態
・エコーチェンバー:自分と同じ意見ばかりが反響して、自分の意見が正しいと思い込みやすくなる
例えば、Aというアイドルが好きで、Bというアイドルを嫌いだったとします。
SNSを眺めていると、「Aのアイドルっていいよね〜!」という投稿が優先的に表示されますよね。
そして、Bのアイドルが嫌いなので、Bのアイドルを悪く言っている投稿も目にすることが多くなります。
そういう行動が積み重なると、「Aのアイドルを良く言って、Bのアイドルを悪く言うタイムライン」が出来上がるんです。
自分のタイムラインには、Bのアイドルを悪く言う投稿ばかりが流れてくるわけですが、世の中にはBのアイドルを好きな人もいるはずです。
ここで起こっているのは、AIによる“分断”なんですよね。
カテゴリに分けられた人々

「好きな情報に囲まれることの、なにが危険なの?」と思われるかもしれませんが、「情報の正しさ」が分かりにくくなるんですよね。
自分の興味に沿った情報ということは、ある意味では自分の感覚を肯定してくれる情報ともいえるわけで、どんどんSNSが居心地のいい場所になってしまいます。
その結果、反対意見に対する耐性がなくなっていくわけです。
「自分のことを理解してくれる人はSNSにしかいない」なんて思い始めると、生きづらくなるのは想像がつきますよね。
私たちが実際に生きているのは現実世界なわけで、SNSの中ではありません。
何が言いたいかというと、ただ受動的にSNSで流れてくる情報を浴びていると、「人生が情報にコントロールされてしまう可能性がある」ということなんです。
SNSの活用法

とはいえ、SNSは個人が自分の意思で発信することができる貴重な場でもあると思っています。
最近はテレビや新聞も信用できなくなって、「なにが本当の情報なのかわからない」という状況に立たされていますが、その中で私たちがやるべきことは、「複数の視点を持つこと」だと思うんです。
仮にSNSを情報収集に活用するならば、
「自分が置かれている状況は正しいのか」
「反対意見を持つ人はどう感じているんだろう…?」
ということを、意識的に考える必要があると思っています。
その上で、情報に飲み込まれないようにすること。
そして、自分が生きている目の前にある大切な時間や人を見失わないようにすることが大事だと思います。
自分にとって心地のいい情報ばかりが流れてくるので、ついつい現実を忘れてしまいがちですが、常に軸は自分の中に持っておかないといけないなと思うんです。
まとめ
なんかまとまりのない話になってしまいました(笑)
・情報の取捨選択は自分ですること
⇒流れてくる情報を鵜呑みにせず、他の意見もあることを意識する。
・大切なのは、現実に存在する時間と人
⇒SNSに時間を使いすぎるのは、もったいないよね。
大きくはこの2つが言いたかったわけです。
私は親の立場としてSNSの活用法についてよく考えているのですが、自分の子どもにどう伝えればいいのか、かなり悩みます。
便利なものが増えるのは良いことですが、その便利さに甘えていると、自分の意思や人生が脅かされていくような感覚もあります。
結局、生きているのは自分自身。
だからこそ、自分の人生を見失わないようにしたいと改めて感じました。
この記事が、誰かの参考になれば幸いです。
それでは、素敵な人生を。