家族を軸に生きるという選択。仕事とお金に追われない人生設計の方法について

みなさんこんにちは、涅槃ぶろぐのモロです。

今回は人生設計についてのお話です。

最近、双子の息子たちが5歳になりました。本当に早いものです。
そこで人生設計について改めて考える機会があったので、みなさんにもその内容を共有していきたいと思います。

子どもがいると

・お金と時間
・仕事と家庭

でなにを優先すべきか、みたいなことを考えると思います。
ここについて私なりの考えのようなものをお話してみます。

暮らしの設計について

family sitting on grass near building
Photo by Agung Pandit Wiguna on Pexels.com

まずは「暮らし」の設計についてなんですが、多くの人は「仕事→収入→家族生活」という順序で暮らしを組み立てていると思います。
たとえば、「もともとその仕事をしていて、そこに結婚・出産が加わった」みたいな形ですね。

でも、改めてこの形を見返してみると、結構不都合を感じる場面も多いと思います。
独身時代と子どもが出来てからだと状況が大きく変わりますよね。

自分のやりたいことが出来ていた独身時代は、ある意味仕事も自由に選択できたと思いますが、子どもができるとやらないといけないことに「子育て」が追加されます。

実際やってみてわかることですが、子育てって時間も手間も半端ないです。
つまり「今まで通りにはいかなくなる」という話なんですが、家族の幸せを重視するなら「家族の幸福→必要な時間とお金→それを叶える仕事の形」という順序で暮らしを考えるべきだと思うんですよね。

この順番が逆転していると、仕事に追われ、家庭がギスギスし、自分の心の余裕がなくなっていくという負のスパイラルが出来上がるわけです。

仕事とお金に追われる負のスパイラル構造

photo of man leaning on wooden table
Photo by Andrew Neel on Pexels.com

これは例えばなしですが、仕事をしていると大体の場合ストレスが発生しますよね。
で、家に帰ると「ゆっくりしたい」と思うわけです。

でもそこに子育てがあると思うようにゆっくりもできません。
パートナーは慣れない子育てに疲弊しきっているかもしれないし、パートナーも同時に「ゆっくりしたい」と感じているかもしれない。

夫婦ともに心の余裕がなくなったときに、物事は一気に悪い方向へと転がり落ちていくものだと思っています。

・ママは子育てに疲れ切っている
・パパは仕事に疲れ切っている
・家庭が安らげる場所ではなくなっていく
・仕事にも子育てにも悪影響が出る

こんな状況になってくると立て直すのはかなり大変です。

ここで重要なのは、この状況は「誰が悪い」というものでもなくて、「構造」が悪いんですよね。
夫婦・家族で「お金・時間、仕事・家庭」の軸を共有できていない状態が起点になります。

家族の幸福から暮らしを逆算する

これまでは「元々あった土台に暮らしを組み立てていく」という形だったと思いますが、土台を組み替えることでうまくいく場合もあります。
以下で家族の幸福から暮らしを逆算する3ステップで解説します。

Step①:家族の軸と役割を明確にする

まずは「何のために働くのか」を家族(夫婦)で言語化していきます。
たとえば、「家族が幸せに暮らしていくために働く」のであれば「家族の幸せとはどの状況を指すのか」についても考える必要があります。

極端な例ですが「お金がたくさんあっても、時間が無くて家族みんなで笑えていない状況が幸せ」なのか、「お金はあまりないけど、家族と過ごす時間があって、みんなでくだらないことで笑える状況が幸せなのか」みたいなことです。

家族全体で見たときに何が最適かを話し合い、明確にします。
その上で、夫婦それぞれの役割を明確にできるといいかもしれません。

また、それぞれの強み・希望・エネルギー量を踏まえて、家庭内の役割をすり合わせることも大事ですね。
(「パパ:週5日仕事+週末家事」「ママ:平日家事中心+副業」など、実際に行動してみて改善、調整していく。)

Step② 軸と役割に沿った環境を整える

家族の軸が明確になったら、仕事について考えます。

転職って面倒なので気が進まないですが、自分の状況に合わせて仕事を選ぶことができると、暮らしそのものの負担が軽くなったりするので、検討してみてください。
(たとえば、在宅勤務・時短勤務・転職・独立など)

仕事の他にも、無駄な出費や時間浪費を減らしていくこともポイントです。
(固定費見直し・通勤時間短縮など)
夫婦で「物理的にも精神的にも一緒に過ごせる時間」をデザインしていきます。

Step③:家族の未来を設計して行動する

ひとまず、目の前の子育てであったり状況に合わせて、土台が組めたら時間と心の余裕の範囲で将来設計と行動を積み重ねていきます。
仕事を変えたときに収入が下がるかもしれないですが、「子どもが小学校にあがるまで」を準備期間として据えることができると7年の猶予があるわけです。

7年あれば、いろんなことが出来ますよね。
目の前のお金を稼ぐことも大事ですが、目の前にある仕事をこなすことが自分の将来に安定と幸せをくれるとは限らないわけです。

なので、子どもが小学校に上がるまでの7年を家族・仕事・キャリアを段階的にアップデートさせる時間に充てる感覚で将来設計を勧めていきます。

目の前の仕事は私の幸福の未来をつくるのか

shallow focus photography of man wearing red polo shirt
Photo by Nathan Cowley on Pexels.com

私が普段からよく考えることですが、大人になると働いてばかりですよね。
でも、はたくことだけが人生ではないと思っています。
もちろんお金も大事だけど、私の感覚としては「働く=生きる」ではなく、「生きるために働く」です。

暮らしの安定は、仕事の質や創造性にも直結するし、自分自身や家族のメンタルにも影響します。

子どもは「親の生き方」を見て学ぶものだと思うし、きっと自分や暮らしの形をアップデートしようと生きる姿勢は、子どもに対しても良い教育になると思っています。

まとめ

私は「仕事は暮らしを成立させる手段」としてみている部分があるので、前提としてそこに共感できない場合は上記に共感できないと思います。

ただ、私としては、仕事を暮らしを成立させるための手段で終わらせたくないという気持ちも強く抱えています。
人生で長い時間をかけて向き合わなければならないなら、自分が納得できる形で取り組みたいし、自分のやりたいことをやりたい。

それはきっと精神的な充実につながるだろうし、家族の幸福を支える源泉になると思います。
家族を中心に置いた暮らしの設計のお話でした。
この記事が誰かの参考になれば幸いです。

それでは素敵な人生を。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です