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子どもの絵本読みきかせ。ただ読むだけじゃもったいない…?想像力を育む工夫を紹介します。

みなさんこんにちは。

みなさんは普段子どもに絵本の読み聞かせをする際意識していることはありますか?

私は子どもの想像力を育むために意識的に取り組んでいることがあります。

そのおかげか、普段からまだ知らないものに対して「これは〇〇かなあ?」とか「これは○○かもね!」など自分の想像を話してくれるようになりました。

今回は絵本の読み聞かせで行う想像力の訓練についてお話しさせてください。

1.絵本は読んだ方がいい?

child reading book with mother in garden
Photo by Helena Lopes on Pexels.com

まず絵本の読みきかせの大切さについてです。

なんとなく「絵本は読んだ方がいい」と耳にすることが多いと思いますが、あまり理由については考えないですよね。

絵本の読み聞かせから得られる効果として主に、

というものがあります。

絵本は対象年齢ごとに段階的に難しくなったり、長くなったりすると思いますが基本的には1枚1枚ページをめくってストーリーが進行していきます。

まだ見えないページはどうなっているんだろう…?という「想像」が絵本のストーリー展開に沿って働かされます。

また年齢に合わせた絵本は、簡単な言葉で構成されているものが多いです。

言葉はまず音で認識して、その後文字の習得に入ると思いますが、楽しく発音しやすい言葉で構成されている絵本の読み聞かせをすることは子どもの発音のハードルをぐっと下げてくれます。

例えば大人の日常会話ではあまり使わない言葉「トントントン」とか「のっしのっし」とかがたくさん出てきますよね。

発音しやすい音をたくさん聞かせられる機会になるので、絵本が言葉の入り口になってくれるんですね。

絵本を読み聞かせることは普段から聞きなれている大人の声で、親子のペースで物語が進行していくので親子だけの特別なコミュニケーションになります。

そんな様々な効果を与えてくれる絵本ですが、読み聞かせの際に意識した方がいいポイントというのはどんなものなのでしょうか?

これについては私の経験的な部分が強いので、今後の読み聞かせの参考程度に考えていただけると幸いです。

2.絵本の読み聞かせで意識するポイント

books in black wooden book shelf
Photo by Pixabay on Pexels.com

絵本の効果として想像力が身につくというものをご紹介しましたが、私が想像力を育むために意識しているポイントをご紹介します。

ポイントは大きく3つです。

①ページはゆっくりめくる

これはとても大事な演出だと思います。大人はすでに物語を知っていることが多いのでサクサクページをめくってしまいがちなのですが、じっくり読んで、ゆっくりめくるということを意識しています。(時間がないときはかなり雑になりますが…)

ドラマやアニメなんかを見ていても「次はどうなるんだろう…?」という展開で話が終わったりすると思いますが、こういう時って次の展開を考えたりワクワクしながら「次を待つ」気持ちが湧いてくると思います。

時間に余裕があるのであれば、じっくりゆっくり子どもの注意を惹きつけながらページをめくるようにすると、その時間に例え短くても想像する余地が生まれるのでイメージする力が身につきます

初めから全てのページがオープンになっていると想像する余地が無くなっちゃいますよね。

大人があえてその余地を作ってあげる努力をしてあげることが大切だと思います。

②物語の進行に合わせて声のトーンを調整する

感情を込めて読むとかもこの類になると思いますが、あまり過剰にする必要はないと思います。

もちろん子どもが楽しんで集中しながら読むことができるなら多少過剰にでも演出は入れてあげてもいいと思いますが、寝る前とかだと興奮しちゃって眠れなくなったりしますよね。(息子くんたちは寝る前にテンションが上がると寝つきが悪くなっちゃいます…)

なので、あまり大袈裟にする必要はなくて嬉しい場面では少しトーンをあげる、悲しい場面では少しトーンを下げる。くらいでストーリーに少しだけ味付けしてあげるくらいでいいと思います。

そうすることでストーリーへの感情移入がしやすくなります。ただ淡々と読むだけでは登場人物の気持ちを汲み取りにくいですし、口で「これは悲しい場面だよ」みたいな説明をするのではなく、読みきかせの雰囲気からストーリーに込められた感情を汲み取る力が身につくんですね。

ドラマに例えるとBGMみたいなものでしょうか。悲しい場面には悲しい音楽を、楽しい場面には楽しい音楽を。

ストーリーに合わせてトーンを変えてあげることは絵本を楽しむという視点でもとても大事なことだと思います。

③読んでいる大人がワクワクしながら読む

これについては「絵本の内容知ってるし無理やろがい」と思われるかもしれませんが、子どもとの絵本タイムを楽しんでくださいということですね。

大人の楽しみ方としては「こんな演出を入れたらどうなるんだろう?」みたいな形で子どもの反応を楽しむといいと思います。

「頼まれたから仕方なく読んでる」という形になりがちですが、どこまでいっても子どもとの貴重なコミュニケーションです。大きくなると絵本を読んであげるなんてことはなくなりますし、今しかできない貴重なコミュニケーションなんですよね。

私自身も「今日はめんどくせえなあ」と思う時もありますし、毎回意識高く絵本を読むことはできていません。ただ意識的に「今日はしっかり読んであげよう」という日を設けることで絵本の読み聞かせ効果は高まりますし、コミュニケーションの意味合いとしても充実します。

大変なときもありますがなるべく丁寧に絵本を読んであげることが大切だと思います。

3.想像力のある人生

photo of kid sitting on a chair
Photo by Collin Guernsey on Pexels.com

絵本によって想像力の全てが出来上がるわけでは無いですが、幼少期の経験は人の土台の形成に大きな意味を持つと思います。

もちろん絵本をたくさん読んだからと言って想像力が爆発的に伸びるわけでも無いと思います。

ただ素質を発掘する効果は期待できるはずです。子どもに野球の才能があっても、親が野球にふれさせなければその才能は発揮されませんよね。

想像力というのは一生を左右する能力だと思います。

相手の気持ちを想像できれば人とのコミュニケーションが円滑になりますし、現在から未来のあらゆるパターンを想像できればリスクを減らした上で可能性を追及できる人生を送ることができます。

親の工夫や努力によっては子どもの力を引き出すことができますし、想像力もまた然り。

絵本が想像力の全てではありませんが、想像力を育てるためにはとてもいいツールだと思います。

もし「うちは全然読んでないなあ」とか「超適当に読んでたわ」とかでしたら、たまには意識的に工夫を入れてみてください。子どもはきっと絵本からいろいろなことを吸収して、成長していくはずです。

4.まとめ

いかがでしたか?

今回は絵本の読み方の工夫についてお話しさせていただきました。大前提として、全ての子どもが絵本を工夫して読んだからと言って想像力が爆伸びするわけではないですが、可能性を広げるための一つの方法として見ていたらだければ幸いです。

無限の可能性を秘めた子どものためにできることは少しでもしてあげたいですよね。

それではまた。

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