みなさんこんにちは。
超わたくし事なんですけど、最近家を買いました。
夢のマイホームというやつです。
子どもができて、妻と結婚してから「あ~、家欲しいなあ」とか思っていました。
私は一軒家で育った人間なので、家族ができたら一軒家に住みたいとか思ってしまうようです。
もともとは「結婚してから5年くらい経ったら家を買う」で考えてたんですけど、3年で購入することができました。
つい最近まで賃貸一戸建てに住んでいたんですけど、これを機に子育てと家という部分に焦点を当ててちょっとした振り返りをしてみようと思います。
子育てと家

前段でも書いたんですが、私は一軒家で育ちました。
昔は当たり前だと思ってましたが今考えると立派な家に住んでたんだなあと思います。
一人1つ部屋があって(ちなみに4人兄弟です)、犬がいて、家族みんなが乗れる車があって…。
自分が家庭を持って初めて感じたことですが「お父さんとお母さん立派やなあ」とつくづく思います。
東京で芸能活動をしていた時は高校時代の同級生とルームシェアをしていました。
高校3年生の時に一回だけ同じクラスになった友達です。
その子と5年半くらい一緒に住んでいました。
よくよく考えると結構長いですね(笑)
間取り2DKの家賃12万円。
上京するときは全く東京のことを知りませんでしたけど、都心部にアクセスしやすい場所がいいなあということで中野区にしました。
新宿とか池袋なら自転車で行けるくらいのところです。
その友達とルームシェアをしようと思ったきっかけですけど、その友達も俳優を目指していたことが大きいです。
あとは単純に面白そうっていうのもありましたし「人生一回やし、友達と生活してみるっていうのもありやなあ」と思ったことが理由ですね。
特に大きなトラブルもなく、総評としては「めちゃくちゃ楽しかった」です。
そんなフリーター生活にも妻との間に子どもを授かって終焉がやってきます。
一時期、友達+私+妻+息子+息子の5人で生活していました(笑)
基本的に私のプライベートな空間は6,7畳の部屋だけなので、6,7畳の部屋に4人で住んでましたね。
その後は東京を離れて私の地元に引っ越すことになります。
もちろん友達とはここでおさらば。
「ついてくる」とか言い出したら面白かったですけど、彼は彼で自分の人生を歩むようです。
それからの子育てを考えたときに、マンションでの生活はなんとなくイメージができたので「次は一軒家でこれからの生活をシミュレーションをしよう」と妻に相談しました。
妻からも合意を得て、最近まで住んでいた賃貸一戸建てに引っ越すになったんですが、家族で住む初めての家は結構ハードなものでした。
家族だけで住む初めての家

超リアルな話をすると、私たちが初めて住むことになった家は駅から徒歩15分の3DK、駐車場付きで家賃5万2千円の物件です。
家から徒歩5分くらいのところに大き目のスーパーもあります。
これだけ聞くと超いい物件ですよね。
東京で生活をしているときから超絶リサーチをして見つけた物件でした。
ただ上記は良いところだけを抽出して書いています。
ここからは「むむむ…?」なところを書いていきます。
まず駐車場は軽自動車しかとめれません。
さらにいうと軽自動車でもギリギリのスペースです。
「いや、これどうやって入れるねん」という感じですね。
妻は壁に車のフロント部分をガガガ!して、愛車の顎を外していました。
その時妻から入ったラインが「ごめん、車を家にぶつけちゃった。」「家は無事。」でした。
駐車場の他の難点は、築年数です。
築57年の木造住宅で家は傾いていました。
さらに言うとその傾きのせいか窓を閉めても勝手に開きます。
窓のカギをかけても傾きのパワーに負けて「ズズ…ズズズ…カチャンッ!!」と鍵が開きます。
私はその様子を見て「いや、カチャン!!ちゃうねん。」と声に出してツッコミました。
幸い鍵のロック機能を使うことで施錠には成功しました。
まだまだ「むむむ…?」なところは続きます。
キッチンに洗面所と洗濯機置き場と脱衣所があります。
もはや脱衣所と呼んでいいのかも謎です。
つくって、食べて、脱いで、洗濯してが1つのスペースで完結します。
そしてそこから5歩もあるけばお風呂に入れます。
お風呂は自動湯沸し器がついていません。
蛇口をひねって10分測って、蛇口を閉める必要があります。
さらに言うと狭いです。
家に来た友達は「沐浴やん」と言ってました。一理あります。
それくらいは我慢できたんですが、ご近所さんにも「むむむ…?」があります。
家の前に住んでいる人はおばさまなんですけど、大きな窓にカーテンをつけずに生活されています。
夏場は全裸で窓を全開にして生活されているので何度も嫌な思いをしました。
大体が大音量でyoutubeを見ているんですけど「バターとマーガリンの違い」についての動画を見ていました。
私はその音声を聞きながら「いや、もっと気にするところあるやろ」と心の中でツッコミました。
他にも人の家のゴミを漁ってくるおばさまがいたり、ゴキちゃんがたくさん出たりとなかなかハードでした。
それでもそれぞれに対策をとればそれなりに住めるようにはなりました。
いい家?とは言い切れませんが「家を買うなら周辺の調査は大事」という大事な情報を知ることができた出来事でした。
マイホームを手にする

妻はどうしても引っ越したいようでした。
ただ月収20万では普段の貯金もままならず、さらには転職して1年もたっていないのでローンなんて通るはずもありません。
引っ越しにはエネルギーもお金も時間もかかるので、どうしたものか…と思いつつ「家を買いたいんだが」と友達に相談してみました。
そしたら不動産屋さんを紹介してくれました。
その不動産屋さんは「え、こんないい条件の家あるん?」みたいな物件を紹介してくれました。
私がマイホームを買う上で考えていたことは、長い目で見て資産価値が落ちにくい場所が欲しいということでした。
ローンの支払いで苦しんだ後、広い家を持て余すだけになるのは嫌だったわけです。
その条件に合う上に、内心秘めていた「家庭菜園をする」という夢も叶い、さらに驚くほど安い物件でした。
私はまぶしい光を見た人が咄嗟に目を閉じるがごとく、熱いものに手を触れた瞬間手を引くがごとく、電車で端っこの席が空いたらササッと移動するがごとく、反射的に「これ欲しいです」と伝えていました。
そこからはローンの問題に差し掛かります。
なにせ私は現職において4か月くらいしか職歴がないわけです。
ローンの審査基準を考えたとき、私は絶望しました。
絶望しつつも、先の友達に「家を買いたいんだが」と相談してみました。
すると住宅ローンを通してくれる人を紹介してくれました。
そこからはすごいスピードで物事が進みます。
「これ欲しいです」と伝えてから約2か月くらいで住宅の購入が終わりました。
まずここで感じたのは「感謝」の二文字です。
私だけでは家なんて買えませんでした。
不動産屋さんを紹介してくれた友達や、その不動産屋さんや、
住宅ローンを通してくれた方たちがいて初めて成立した「今」です。
言葉だけでは返せない借りができました。
これからはいろんな人に恩返ししていかないとなあと思った31歳の年末でした。
家と子育て

さてこれからはマイホームでの生活が始まります。
家の横に畑をつくって野菜を育てます。超楽しみです。
私自身もそうですが、子どもたちには自分で食べる食材を自分で調達するという体験をしてもらいたいと思っています。
今の時代、自分が口にする食べ物もなにもかもお金を払うだけで手に入りますよね。
20代の後半くらいから「食」や「生きること」に対する意識が変わっていくのを感じていました。
当たり前のように牛や豚や鶏のお肉をいただいているけど、その命が奪われる現場を見たこともなければ体験したこともない。
自分は動物のお肉を食べるくせにそこに伴う、苦しみや大変さに関わらないまま31歳になってしまいました。
なんとなく無責任というか、そんな状態で子どもたちに「食べ物を大切に!」とか言っている自分を思うと情けなくなってくるわけです。
なのでまずは自分で自分の食べ物をつくる体験を私自身がしたい。
そうすることで子どもたちに伝えられることも深みが増してくるのかな?とか思っています。
これから住むマイホームでの生活が子どもたちの人生の土台になると思っています。
食事をする前にはちゃんと「いただきます」を言うとか、なるべく綺麗に大切に自分が身を置く環境を扱うとか。
生活の中で人の土台が出来上がっていくと思っています。
「居心地のいい楽しい空間」を考えの土台に据えて、その上にいろんな要素を追加できたらなあという感じでこれからの生活を考えています。
こんなに長くなる予定じゃなかったのに、気付いたらえらい長い文章になっていました(笑)
なんにせよこれから新しいことがいろいろ始まります。
引き続きこのブログにて記録と発信を行っていくのでもしよかったら見てあげてください。
それではまた。