みなさんこんにちは。
今回は"友だち関係"というところに焦点を当ててお話をしていきたいと思います。
みなさんには親しい友だちが何人くらいいますか?
そしてなんとなく付き合っている友だちはどれくらいいますか?
友だちという枠組みの中にも、親しさの加減でいくつかの境界線があると思いますが、それを明確にすることが悩みの解消につながるというようなお話をしていこうと思います。
私にとっての友だち

最近私の身近な人から「友だち関係で悩んでいる」とのことで相談に乗る機会がありました。
おおまかな概要ですが、"その友だちと一緒に過ごす時間を純粋に楽しめなくなってきた"みたいです。
私からすると「じゃあもう遊ばなければいいんじゃない?」という感じなんですが、決断に踏み切れない部分があるようです。
友だちにもいろんな種類がありますよね。
共通の趣味や好みが合って感覚的に近い友だちから、昔から関係が続いていてなんとなく付き合っている友だちまで様々です。
私自身最近よく感じるんですが、友だちの線引きというのが大人になるにつれて変わってきたように思います。
子どものころは「クラスが一緒だから」とか「家が近いから」とかで遊んでいたんですが、大人になるにつれてだんだんと自分の好きなものや感覚がはっきりとしてきて「なんかこの友だちとは合わないなあ…」なんてことを感じるようになってきたんです。
もちろんその上で、一緒に過ごす時間を楽しめるのであれば問題ないんですが、変に相手の好みに合わせるような付き合い方をしているとだんだんと疲れてくるんですよね。
「楽しむために遊んでいるはずなのに、なんで疲れてるんだろう…?」ということを感じ始めてからは、だんだんと付き合う友だちを選ぶようになりました。
友だちの線引き

「付き合う友だちを選ぶ」というとなんだか驕りのようなものを感じるんですが、"自分の人生を大切にする"という視点に立った時にとても大切なことだと思っています。
人生は有限なので、出会える人の人数も使える時間の量も決まっています。
「なんだか楽しめない…」という感覚を持ちながら、合わない人と付き合い続けるのはある意味相手にも失礼ですよね。
なので、ここはしっかりと自分の中で線引きをしておくことをおススメしたいです。
私なりの友だちの線引きですが「その友だちと過ごす時間を純粋に楽しめるかどうか」というところを基準にしています。
ひとことに友だちといってもいろんな人がいます。
"気遣いをしてくれる友だち"もいれば、"してもらって当たり前"という感覚を持っている友だちもいます。
別にどちらが良いと言っているわけではなくて、それぞれの友だちについて関わり方を変えていく必要があるというような話です。
一緒に過ごす時間が楽しければとりあえずはそれでいいんですが、無遠慮な友だちとずっと一緒に過ごすと疲れてしまうんですよね。
なので遊びの提案があったとき、自分の心の声によく耳を傾けてあげる必要があると思っています。
「遊びたい!」と感じるのであれば、きっと純粋にその時間を楽しめるだろうし、「うーん…」という感覚になるのであればどこかその友だちとの関係性に負担があるのだと思います。
ここで重要になるのが「うーん…」という感覚を覚えたときの友だちとの付き合い方です。
これをなんとなくで放置してしまうと、長期的に見て自分の負担が増えるんじゃないかな?と思っています。
友だちと距離を置きたい

「友だちと距離を置きたい」と感じたときに取るための方法は大きく2通りあると思っています。
・何も話さず距離を置く
・お互いの関係性について話し合ってから距離を置く
それぞれ方法について、どのような性質を持っているのか今一度考えてみたいと思います。
何も話さず距離を置く
この方法を取る場合は、今後においてもう関わりを失ってもいいと思える場合でのみ行うのが良いと思います。
相手は距離を取られたことに対してなにもわからないし、不信感を抱かれることだってあると思います。
私の場合ですが、相手から"尊重"の精神を感じられないときにこのような距離の置き方をします。
感覚的には怒りに近くて「もういいや」みたいな感覚と共に上記の方法をとるような気がします。
尊重の精神をもって接してくれない相手に、こちらが尊重を持って接していると心がいくらあっても足りないわけです。
心を使うなら自分が大切だと思える人に使いたいですし、キツイ言い方をすると一緒にいて疲れるだけの人と関わっていく理由はないわけです。
(あくまで個人の意見なのでご参考までに…)
・お互いの関係性について話し合ってから距離を置く
この方法については"相手を人として大切に考えているけど、今は距離を置きたい。"みたいな場合で使用するのがいいかと。
自分と友だちとの関係性について「こういうところが疲れる」というのをしっかり話した上で「今はあまり遊びたいという気持ちになれない。」と伝えると思います。
ここで相手が怒ってくるようであればそこまでだと思いますし、これからも関係性を保っていきたいと考えてくれるのであればしっかりと受け止めてくれるはずです。
大人になると、関係性について争うような会話を避けがちだと思うんですが、言うべきことはしっかり言わないとお互いにとって良いことが無いんですよね。
自分は精神的な負担を感じているし、相手は「楽しい時間をすごせた!」と一人で感じているような状態なので。
友だち関係について考えたときに、関係性はフェアであるべきだと思うし、それぞれの気持ちは尊重されるべきだと思います。
誰かが無理をして付き合い続ける必要なんてないし、友だちとしてやっていきたいとお互いに感じているのであれば、ネガティブな内容でも話すことが悪いことだとは決して思いません。
なので"その友だちとの時間を純粋に楽しめるか"、そして"その友達のことを大切に思えるか"という部分を考えたうえで付き合い方を決めていくのが良いと思います。
まとめ
人生における悩み事はほとんどが人間関係によるものだと思います。
また、人生において喜びを感じるのも人間関係によるものが大きいと思います。
だからこそ"なんとなく"ではダメだと思うし、それについて真剣に向き合う必要があると思っています。
人と距離を置くための話をするのはエネルギーを使うわけですが、相手からしても真剣に向き合ってくれる人がいるというのは決して悪い気持ちにはならないと思っています。
何も言わずに距離を置かれる場合はそれについて、その人自身がよく考えるべきだし”自分の人生を生きる”という視点に立って考えることは決して無駄ではないと思います。
以下の記事でも人間関係について書いているのでもしよかったら参考にしてみてください。
それでは素敵な人生を。