みなさんこんにちは、涅槃ぶろぐのモロです。
今回は「悟り」についてお話していきたいと思います。どうです、唐突でしょう。
私は仏教の考え方が好きで、結構生きる上での参考にしています。
最近「悟りはどこにあるんだろう？」みたいなことを考えたので、悟りに関する私が考えたことを共有していこうと思います。
「悟り」とはなにか
簡単に言うと「欲」を捨て去ることを言います。
普段の生活の中で欲を意識する瞬間があると思いますが、そういうものを完全に手放した先にあるのが「悟り」だと思っています。
たとえば、食欲とか睡眠欲とか性欲とかそんなやつです。
人として当たり前に備えているものですが「欲がある限り、人は苦しまないといけない」というのが仏教の考え方なんですよね。
そして仏教の教えは、この苦しみから人々を開放することを目的としています。
欲と苦しみ
「欲と苦しみは常にセットになっている」というのがざっくりとした仏教の考え方なんですが、みなさんもそれは普段の生活の中で実感することが多いと思います。
たとえば「好きな人と結婚したい！ずっと一緒にいたい！」と思うことがあると思いますが、これは「欲」ですよね。
仮に好きな人と結婚できて、理想的な日常が続くとしましょう。
きっと幸せですよね。
「このままずっと生きていたい」なんてことを感じるかもしれません。
でも、その先でその幸せにも終わりがやってくるわけです。
好きな人が亡くなってしまったり、あるいは裏切りによって関係が崩れてしまうこともあるかもしれません。
これって、苦しいですよね。
こんな感じで「欲」を起点として何かを求め、その先で何かを得たとしても、いつかはそれに終わりが来てしまうんです。
仏教では「このままずっと幸せでいたい」みたいな感覚を「執着」といって、物事は常に変化していくという事実を「諸行無常（しょぎょうむじょう）」と呼びます。
（それぞれ聞いたことがあると思います）
とにかく、人が苦しみから解放されるためには「起点となる"欲"を捨てないと無理だよね。」みたいなことを言っているんですね。
悟りに必要なモノ
別に全員が悟りを求めているわけではないと思いますけど、私の解釈での悟りに必要なものを以下に書いてみます。
・自我を捨て去ること
・執着を捨て去ること
・欲を断ち切ること
・受け入れること
つまりは、人間であることを辞めるわけです(笑)
自我があると「自分である」ということを認識している状態なので、人との関係や記憶に執着している状態なんですよね。
「自分は自分である」という感覚を手放さない限り、自分を構成する欲からは逃げられないわけです。
「自分でありたい」という感覚も一つの執着で、「自分で自分を認識していたい」というのもある意味では"欲"に当たるわけです。
そして、かなり難しいのが「受け入れること」。
たとえば、家族がいたとして、その家族が無意味に虐げられていたとしたら、私は受け入れられる自信がありません。
なので、私は「私」という存在に執着しているし、大切なものがある限り完全に欲を捨てきることはできないんだろうなと思っています。
人間として生きる
まあ、いろいろと書いたんですけど、私自身ブッダが到達したような悟りに到達したいとはいまのところ思っていません。
家族との時間を大切にしたいし、自分として、人間として生きることに幸せや喜びを感じていたいと思っています。
その上でも、欲や執着がそぎ落とされていくと、結構生きやすくなるんですよね。
・お金がほしい
・たくさん食べたい
・ブランド物を身に着けたい
・周りに認められたい
・それは俺のものだ
日常の中ではこういう感覚がよく湧いてくると思いますけど、実際あまり必要ないです。
自分にとって本当に大切なモノとか、必要なものが見えてくれば「それ以外のものは捨ててしまっても構わない」そんな感覚になって、生きやすくなります。
人は抱えられるものが限られています。
手は二本しかないし、脳は一つしかない(右脳と左脳がセット)。
身体はひとつだし、人生もざっくり80年くらいしかありません。
無駄なものにしがみついていたら、本当に必要なものを見失ってしまう可能性だってあるわけです。
なので、できるだけシンプルに生きる。
必要なものや大切なものを見極める。
それが人間として生きる上での、有効的な悟りなんじゃないかな？なんてことを思いました。
まとめ
私は普段から瞑想とかをするようにしているんですが、"今"に集中する力が身につくと自分の中にある余分なものに気付くことが出来ます。
正直、お金は生活ができるだけあればいいし、無意味に高価なものは生活に必要なくなってきます。
そうなってくると、自分のライフスタイルに合う仕事を選ぶことに躊躇が無くなってくるし、自分が納得いく人生を歩むことが出来るようになります。
そんなわけで今回は悟りについてのお話でした。
この記事が誰かの参考になれば幸いです。
それでは素敵な人生を。