みなさんこんにちは、涅槃ぶろぐのモロです。
今回は子育てをベースにした職業選びについてお話していきたいと思います。
子育てしているとお金と家族の時間はどちらが大事なんだろうか…?なんてことを感じる事はないですか?
私は妻(当時は彼女)の妊娠をきっかけに就職をしたんですが、その際に「お金を取るか」「時間をとるか」という選択に迫られました。
今では就職をして3年?くらい経ちますが自分の選択が間違っていなかったことを実感できています。
この記事を見れば子育てに取り組む上でお金か時間どちらを取るべきかという問題解決の役に立つと思いますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
子育ての軸について考える

お金か時間かを考える上で、重要だったのが子育ての軸について考えることでした。
要は「子育てを行う上で何を重要視するか。」という部分ですね。
我が家は子育てについて考えたとき「子どもの自己肯定感を育む」というものを軸にしようと考えました。
これは「いい子に育って欲しい」「優しい人に育って欲しい」「自分で未来を選択して、前向きに進んでいける人に育って欲しい」とかそんな話に繋がってくるのですが、そんなことを考えていると自己肯定感に行き着いたわけです。
ここにはきっと共感できる人が多いのではないでしょうか。
例えば「優しい人に育ってほしい」と感じたときに、自分はどんな状況なら人に優しく「できる」のか。
私の場合だと「自分に余裕がない時は人に優しくするのが難しくなるなあー」なんてことを思ったんですね。
余裕についてもいろいろありますよね、時間的余裕、金銭的余裕、精神的余裕。
色々な要素がある中で私が特に大事だと感じたのが精神的余裕です。
仮にお金や時間に余裕があったとしても精神的に余裕がなければいつもいっぱいいっぱいになって人に優しくはできないんですよね。
そしてこの精神的余裕に繋がってくるのが、親子両面での自己肯定感です。
自己肯定感とは「ありのままの自分を肯定する感覚」とかで定義されているようですが、自分を肯定するためには「自分自身を愛することができる」という感覚が大事になります。
精神的余裕と自己肯定感

これは親から愛情を注がれているかとかが大事になってくるんですが、子どもに「自分は愛されているから大丈夫」みたいな精神的な土台を私たちがつくってあげないといけないな、と感じたんです。
つまり子どもの自己肯定感を育むためには、人のベースとなる幼少時代から「いかに愛に溢れた環境を作ってあげられるか」という部分が重要になってくるわけです。
これは人に優しくできるかどうかのほかにも自分で未来を選択して生きていけるかという部分にも強く関わってくると思います。
「自分はこれでいい」という感覚であったり、自分自身を認められる心が自己肯定感になるので、自分の考えや選択に自信が持てるようになるんですね。
これは子ども自身が前向きに人生を歩んでいくために重要な感情だと思います。
では「自己肯定感を育む」という子育ての軸をセットしたとして、子どもの自己肯定感を育むためには時間とお金どちらを重要視するべきなんでしょうか…?
「お金」か「時間」どちらを取る?

究極の話、お金も時間もどちらも大事ですよね。
ただ「どちらか一方を選べ」と言われたとき、私なら「時間」を取ります。
事実職探しの際は家族との時間がとれるかどうかを最優先事項にしていましたし、この選択は間違っていなかったと実感しています。
何より時間があれば余裕をもって子どもに接することができるし、お金がなくても生活を成立させる工夫を考える余裕が生まれます。
お金があっても時間が無ければ家族とは過ごせませんよね。
そうなってくると「俺はなんのために働いているのか」みたいな感覚にもなると思います。
ただ時間を選択したときにお金にまつわる問題は必ず付きまといます。
ただ「お金の問題とどう向き合うか」という部分にポイントがあると私は考えています。
例えば好きなものを買って、好きなものを食べて、好きなタイミングで旅行へ行く。
これははっきり言って無理です。
時間をとれば、周囲と比較しても我慢が多くなると思います。
ただここで少し初心に帰ってみましょう。
子どもの自己肯定感を育むために好きなものを好き放題買うことや、好きな食べ物を好きなように買うこと、行きたいときに行く旅行は必要でしょうか?
ここは感覚差がでてくるかもしれませんが、私は「たまに」ご褒美としてそれらを行うことでより特別なものに変換しています。
いつでもなんだって叶えられる状態には「感謝」は生まれませんよね。
人は「当たり前」という感覚に対して感謝を忘れてしまう生き物です。
大事なのは
- 子どもや家族と過ごす時間が確保できる職探し
- その状態で得た収入に見合った生活を送る
- その生活からいかに楽しみを見出すか
という部分だと思います。
お金は多くなくても使い方を知ればその中に楽しみを見出すこともできると思います。
私は9:00〜17:00勤務の月給20万円でもうすぐ3歳になる双子と妻の4人で生活していますが、基本的に毎日楽しく生活できています。
なにより子どもの成長を肌で感じられることが嬉しいです。
では、ここで「時間」を選択することのメリットとデメリットについて書き出してみたいと思います。
判断の参考にして頂けると幸いです。
メリットとデメリット

ではまずはデメリットから書き出してみたいと思います。
お金を犠牲にして時間を取った場合どのようなデメリットが待っているのでしょうか。
<デメリット>
- 買うものが中古品ばかりになる
- 趣味や娯楽にお金が使いづらい
- 急な出費に結構焦る(家電製品が壊れた時など)
- 果物があまり買えない
- マイホームとかはほぼ諦めている
とまあ、こんな感じでしょうか。
急な出費に関しては結構焦ります。
とはいえ現状借金はないですし、児童手当については全額子どものために貯金できている状態です。
ここに関しては中古品に抵抗があると難しいかもしれませんが、なるべく購入品は中古品を選んで、食事なども工夫があれば全く問題なく生活できると思います。
また選択に制限が出てくるので、どこにいくら使うのかなど「環境の中から楽しみを見出す力」はかなり養われたと思います。
これに関しては子どもにも備わってほしい能力の一つだと思っているので、現状を通してそれを身につけられたことを考えるとメリットともいえるかもしれません。
では次にメリットについて書き出してみます。
<メリット>
- お金の使い方について考えるようになる
- 環境から楽しみを見出す力が身につく
- 子どもとの時間がとれる
- 時間があるので副業を始めることができる
- 家族の絆が深まる
とまあ、こんな感じでしょうか。
やはり時間がある分、問題解決にも時間を使うことができます。
夫婦で相談する時間もありますし、困難を一緒に乗り越えていく絆はお金では買えないなとよく感じています。
また、考えることに時間を使えるので「環境を楽しむ工夫が生まれる」というのはかなり大きいと思います。
今はお金でほぼなんでも解決できる世の中ですが、スキルはお金ではなかなか買うことができません。
「工夫しないと破産する」という状況が工夫する力を生んでくれるんですね。
もちろんこれについては「乗り越える努力」と「家族で乗り越える」という家族での課題意識が必須です。
ただ、幼少期から工夫や協力のある環境で育つ子どもは「あ、家族ってこういうものなんだ」という感覚で育つので自然に協調性が身についていくんじゃないかな?と思っています。
お金があっても責任をなすりつけ合う環境が当たり前になると、子どもの将来を考えた時にあまりいい環境とは言えませんよね。
「今」しか無いかけがえのないもの

子育てについて考えたときによく思うのが「子どもの成長にしっかりと関われる期間はどれくらいあるのだろう…」という部分です。
息子は今2歳半でだんだんと子育ても楽になってきたのですが、1歳になるまでは本当に毎日大変でした。
お腹にいる赤ちゃんが双子だとわかったときに、今までの生き方や価値観ではきっとダメだと思いましたし、「夢を諦めなければならない」という状況になりました。
夢に向かって試行錯誤しながら突き進む毎日も刺激的で楽しかったですが、「今、目の前にある環境と時間をどうやって楽しむか」ということが人生において重要だと思いました。
もちろん葛藤もありましたし諦めたものも多かったですが、子どもの「今」と向き合うことで諦めたものよりも遥かに大きな幸せを貰っているように感じています。
子どもは時間が経てば大きくなりますし、手も離れていきます。
小学生や中学生になると、親と過ごす時間はどんどんと減っていき、家庭の外で学ぶことがどんどん増えていきます。
子供のためにできる一番大きな教育は家庭という環境を通した、「人間の土台作り」なのかな?とか思っています。
土台がなければその上には何も乗せることができません。
そして土台は子どもにとっての最初の社会である「家庭」でしか作れないと感じました。
まとめ
今回は子育てにおいて「お金」をとるか「時間」をとるかという部分について書きました。
お金が余るほどあれば時間も買うことができるんだと思いますが、そういう状況は一般的ではないですしどちらかを選ばなければならないという状況がほとんどです。
目の前にないものに幸せを求めるか、目の前にあるものから幸せを見出すか。
人生という括りでみても、日々の課題解決に役立つ考え方の分岐だと思います。
この記事が誰かの子育てや人生の役に立てば幸いです。
それでは素敵な人生を。