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【レビュー】人類が支配された世界…?ファンタスティック・プラネットという作品について

みなさんこんにちは。

最近、Amazonプライムビデオでタイトルにもあるようにファンタスティック・プラネットという映画を観ました。
これが最近観た映画の中でも特に面白かったので皆さんにご紹介したいと思います。
(とはいえ、最近はあまり映画を観れていないんだけども…)

あらすじ

引用元:https://www.zaziefilms.com/fantastic/

とある星では、青い巨大な人類ドラーグ族が社会を支配しています。
そんな中、オム族という小さな人類は原始的な生活をしていて、ある者は虫のように殺され、ある者はペットのように飼育されています。
リアルな世界に置き換えると、人間が虫の立場になるような感覚ですね。

文明的にも肉体的にも、人間よりも圧倒的な存在に世界を支配されているような状況です。

しかしドラーグ族はオム族の知性に脅威を感じている部分もあります。
「オム族は絶滅させるべきだ!」と主張する派閥と、「いやいや、共存すべきだよ。」と主張する派閥でドラーグ族内部で対立も起こっていたりします。


そんな中主人公のテールは、ドラーグ族の文明を盗むことに成功し、原子生活を送っていた人類が文明を手にするようになります。
果たしてオム族(人類)の行く末は…!!!

みたいな話です。

この作品の見どころ

引用元:https://www.zaziefilms.com/fantastic/

個人的には見どころまみれです。

まず1973年に公開された映画らしいんですが、なぜか古さを感じさせない。
独特なタッチで描かれる絵には、古さを感じる部分もあるかもしれませんが、古さと新しさが共存しているようなそんな作品だと思いました。

また作品の世界観も素晴らしい。
作品の中では、人間の立ち位置となるオム族以外はとにかく大きい。
そして不気味でもある。

不気味なようで、しかしどこか美しい生物や植物、そんな世界にどんどん夢中になってしまいました。
作画と言うか、どのシーンを切り取っても1つの作品として成立しているような芸術性の高いアニメ映画だと思います。

世界観だけでも見どころとして十分なんですが、ストーリーも秀逸です。
ドラーグ族が瞑想を不可欠としていて、一日の大半を瞑想に費やすという設定も面白い。

ぱっと見不気味なキャラクターばかりが登場しますが、映画を観終わる頃には、そんな不気味なキャラクターも好きになっています。
私は見終わった次の瞬間には、ネットでフィギュアとか探していました(笑)

まとめ

結構おススメしちゃいましたけど、好みは結構分かれると思います。
感覚的には、シンプルなストーリーが好きな人にはあまり向かないかもしれません。

なんか小難しい話が好きだったり、絵画とかを観たりするのが好きな人には刺さるんじゃないかな?とか思っています。
作品の中では暗喩的な表現も結構多いと思っていて、示唆や啓示に富んだ作品だと思いました。
なんかそういったものを考察しながら見るのがお勧めです。

何はともあれ大人のアニメ映画ですね。
映画のキーヴィジュアルの印象ほど内容はグロくも怖くもないと思うのでそこは安心してもいいと思います。

またなにか面白い作品があれば共有します。
それではまた。

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